医療保険・入院保険〜三大疾病保険〜

保険の中でも三大疾病という言葉をよく聞きますよね。


さてさて三大疾病とは何かを話していこうと思います。
三大疾病の保険についてです。

日本人の死因の上位を占める「がん(悪性新生物)」、「心疾患」、「脳血管疾患」。この3つの病気を総称して「三大疾病」と呼びます。 これらの三大疾病は、通常の医療保険でも保障されますが、三大疾病に備えるための「三大疾病保険」やがんに備えるための「がん保険」に加入することで、より手厚く備えることができます。保険を準備するときは、三大疾病になった場合に必要となる保障も押さえておきましょう。 この記事では、三大疾病の説明とともに、三大疾病保険の仕組みについて解説します。保険の選び方の参考にしてください。

☆がん(悪性新生物)

「人口動態統計(2019年)」において、日本人の死因のうち最多となっているのががん(悪性新生物)です。がん(悪性新生物)は悪性腫瘍とも呼ばれており、国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報サービス「がんという病気について」によると、がん細胞については以下のよう記載されています。 「無秩序に増殖しながら周囲にしみ出るように広がったり(浸潤)、体のあちこちに飛び火して新しいかたまりを作ったり(転移)します。一方、浸潤や転移をせず、周りの組織を押しのけるようにしてゆっくりと増える腫瘍を良性腫瘍と言います。良性腫瘍は、もとになる細胞の種類や腫瘍の大きさ、できた場所によっては症状がでることがありますが、多くの場合、手術で完全に取りきることができれば再発することはありません。」また、「遺伝子に傷がついた異常な細胞のうち、上皮内にとどまっているものを、上皮内新生物と言います。上皮内新生物は、基底膜を越えていないため、多くの場合手術で取り除くことが可能で、転移していることはほとんどありません。」

☆心疾患

心疾患とは心臓に発生する病気を指します。脈の乱れを起こす病気や、冠動脈や心臓弁の病気、先天性の心臓病等様々なものが含まれます。代表的な疾患として、虚血性心疾患(狭心症心筋梗塞)や不整脈心不全が挙げられます。 これらの心疾患のなかでも一般的に三大疾病として保険の保障対象となるのが急性心筋梗塞です。 

☆脳血管疾患

脳血管疾患とは、脳の血管のトラブルによって、脳細胞が破壊される病気の総称です。おもな脳血管疾患には「出血性脳血管疾患」と「虚血性脳血管疾患」の2つのタイプがあり、これらは「脳卒中(脳内出血・くも膜下出血脳梗塞)」とも呼ばれています。 脳血管疾患は、命に係わる恐ろしい病気です。また、一命をとりとめたとしても手足の麻痺、言語障害視覚障害、感覚障害等、さまざまな後遺症をもたらしてしまう恐れもあります。 このような脳血管疾患のうち、脳卒中は急性心筋梗塞同様、三大疾病として保険の保障対象となることが多いです。 三大疾病は保険で備える必要があるの? 日本人の死因の上位を占めるということは、同時に誰もがリスクを持っている病気であると言えます。三大疾病を保険で備える必要性について、もう少し詳しく見ていきましょう。


○ 治療期間が長引くことが多く、医療費の負担も大きい 

先ほどの「患者調査の概況(2017年)」によりますと、三大疾病の入院平均在院日数は、がん(悪性新生物)が17.1日、心疾患が19.3日、脳血管疾患が78.2日となっています[注3]。三大疾病の中でも特に脳血管疾患の場合には、療養期間が長期化しやすいことがわかります。 また、がんの場合、入院日数は短くても退院後に抗がん剤治療で長期に亘って通院治療を行う傾向があります。入院費用だけでは医療費は計れません。 医療費の自己負担額が多くなった場合、公的医療保険制度の高額療養費制度によって自己負担額を軽減できる場合があります。高額療養費制度について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もあわせて確認してみてください。

○ 保険適用外の費用がかかる 

ここまでは健康保険適用の治療を前提にお話ししてきましたが、先進医療のような特別な治療を受ける可能性もあります。先進医療を受ける場合、通常の診察や検査等には公的医療保険制度が利用できますが、先進医療の技術料は全額自己負担になります。 以下に代表的な先進医療技術と技術料等のデータを載せていますが、例えば、先進医療の一つ、がんの重粒子線治療を受けた場合、1回あたり約309万円の技術料がかかり、これが全額自己負担となります。この技術料については高額療養費制度が利用できません。

○ 収入が減少することもある
三大疾病になった場合、療養に期間を要したり、身体に後遺症をもたらしたりすることも考えられます。その場合、元の職場に復帰することが困難になる可能性もあり得るでしょう。 年齢やご家族がいるかいないかにより必要性は異なりますが、働けない期間の生活費の補填、またはその後の収入減少についても、十分に備えておく必要があります。

☆三大疾病保険に加入するときの注意点 

三大疾病保険は、保険会社によってもその内容が異なります。加入を検討するときは以下の点に注意しましょう。 

・1.支払事由
三大疾病保険の支払事由は、保険会社によって以下のような違いがあります。 がんの場合、上皮内新生物を含むか、含まないか 心疾患の場合、急性心筋梗塞のみか、全ての心疾患が対象か 脳血管疾患の場合、脳卒中のみか、全ての脳血管疾患が対象か また、支払条件に入院が含まれているかどうかや支払条件に該当するための入院日数等も保険会社によって異なります。加入を検討している保険会社の商品がどのような支払事由なのかは、事前に必ず確認しておきましょう。 
2.給付回数
給付金は1回のみ受取れるか、複数回受取れるかというように、給付回数に限度があるかどうかもチェックが必要です。がんは再発や転移のリスクが、脳卒中には療養が長期化するリスクがあります。回数無制限で受取れる保険であれば、条件を満たせばそのたびに給付を受取ることができます。ただし、その分、保険料が高めに設定されている場合もあるため、保険料と保障のバランスを見ながら検討しましょう。 
3.免責期間
一般的にがんの保障には、契約日から90日間もしくは3カ月の免責期間があります。契約日とは、申込・告知・第1回保険料払込みの3つがすべて揃った日のことを言います。この免責期間中にがんと診断されても、保障の対象外となり給付金を受取ることはできません。加入を検討する際は、免責期間も考慮して、早めに加入しておきましょう。

どうでしょう。
保険の中でもたくさんの種類があります。
まだまだ保険の種類はたくさんあります。
もしものために備える保険。
たくさんの保険会社から選ぶのは大変だと思うけど自分に合ったもの、納得した保険を探してみてくださいね。