経営とは

経営と言ってもそもそも経営とは、なに?と思う方も多いと思います。

多くの社長が疑問に思い、常に自問していることではないでしょうか?
少なくとも、一度は疑問に感じたことはあると思います。
 


特に、真摯に経営に取り組もうとしている経営者なら、誰もが悩むと思います。


「経営」という言葉は起業家(経営者)にとって最も使う頻度の高い言葉です。
 
しかし私たちが「経営」と言った時、それは何を意味しているでしょうか?
 
経営というビッグワードに関わらず経営で使う言葉の定義は意外と大切です。
多くの経営者は曖昧なままにしてしまっていますが、実は「経営が失敗する大きな原因」がそこにあります。
 
その理由は大きく2つあります。
 
一つ目の理由は「曖昧であるということは知らないことと同じ」だからです。
経営で使う言葉に曖昧な経営者は、知らないことを放置して経営のことを深く考えていません。経営に対する深い理解なしに成功し続けることは出来ません。一時的な成功なら偶然によってもたらされるかもしれませんが、継続的な成功を得ようと思ったら経営に対する理解度は、とても大事です。
 
2つ目の理由は「曖昧な言葉は曖昧な行動を生む」ということです。
例えば「今月は集客を頑張りましょう」と社員に伝えた時に、社内で「集客」という言葉の意味が明確にされていないと、AさんはAを目指して活動するでしょうしBさんはBを目指して行動してバラバラなものを目指して行動することになりかねません。起業時はリソースが少ないわけですから、社員の行動がバラバラで力が分散してしまうとパフォーマンスは確実に落ちます。

それは「経営」という言葉でも同じです。
 
「経営の意味」が不明確だと行動も不明確になってしまいます。「経営しよう」と言った時に、その意味が人によって違えば、違う方向を目指し違う結果を得てしまうからです。
 
ですから、まず「経営とは何か?」をハッキリと定義しておきましょう。しかしながら、網羅性を重要視し過ぎて長い定義になってしまっても実践者である私たちには使えません。簡潔な定義をしましょう。
 
経営を理解する時に最初に考えて欲しいことは「経営に関わる人は誰か?」ということです。経営をするにあたって絶対に必要な登場人物は誰でしょうか?
 
経営に関わる人やモノは多いですが、それらがないと成り立たないという必要不可欠な登場人物は2人だけです。それが「会社と顧客」です。この2人の登場人物が存在すれば経営は成り立ちます。
 
そうやってシンプルに考えていくと、
経営とは「顧客との関わりをつくっていく活動」
と言うことができます。
 


ですから「顧客との関わり」を上手に作れた会社は成功していきます。これが実践者である起業家が持つべき最もシンプルな経営の定義です。