経営〜勉強すべき4つ〜

経営を勉強するにあたり、これら4つの事について話していきましょう


①顧客ニーズを捉える力(マーケティング)

②経営を数字で判断する力(財務・会計)

③人や組織を動かす力(マネジメント・リーダーシップ)

④儲け続けられる仕組みを作る力(ビジネスモデル)

まずは
①顧客ニーズを捉える力(マーケティング)についてです。
事業経営の第一歩は、顧客のニーズを具体的に特定することです。
顧客のニーズを捉えるのに役立つのがマーケティングです。
マーケティングの最も基礎となる概念がマーケティング・プロセスです。
マーケティング・プロセスは、設定された事業目的をベースに、対象顧客を選定し、その顧客に他との違いを見せ、具体的な製品・サービスや価格などを考える一連プロセスです。
マーケティング・プロセスは、古くからマーケティングの基礎とされていますが、近年ではWebでのマーケティングに特化した、Webマーケティングの分野も発展してきています。


②経営を数字で判断する力(財務・会計)
経営活動の結果は全て数字によって表現されます。
売上・利益はもちろんのこと、どのような費用にいくら使ったか、どのような在庫がいくら残っているか、手元の現預金はいくらかなど、全て数字にできるのです。
こうした経営の数字を判断するために必要となるのが、財務・会計の知識です。
一般的には、財務三表と呼ばれる、貸借対照表損益計算書キャッシュフロー計算書の基礎を理解できるようになる必要があります。


③人や組織を動かす力(マネジメント・リーダーシップ)
自分1人で会社を経営して売上・利益を伸ばすには限界があります。
売上や利益をさらに伸ばしていいくためには、従業員やパートナー企業などを巻き込まなければなりません。
そのときに必要となるのが、人や組織をマネジメントしたり、リーダーシップを発揮して人を引っ張る力です。
ハーバードビジネススクールの教授など務めマネジメントやリーダーシップの研究をしていたジョン・コッターは、マネジメントとリーダーシップを以下のように定義しています。

☆マネジメントリーダーシップ

効率的に組織を運営すること

計画や予算の立案すること

人員を適切に配置すること

☆リーダーシップ

変革を実現すること

長期的なビジョンの立案をすること

ビジョンを伝えてメンバーを動機づけること

 

マネジメントとリーダーシップは、経営管理をする上での両輪として働く力です。

④儲け続けられる仕組みを作る力(ビジネスモデル)

企業を継続的に儲けさせるためには、儲け続ける仕組みを作る必要があります。
その仕組みのことをビジネスモデルと言います。
ビジネスモデルとは、誰が何を提供し、どのような形でお金をもらうかという一連の事業活動を表すものです。
製造業だと一般的に、物を作って売って、買ってもらった顧客からお金を得るというシンプルなビジネスモデルです。
一方で、SNSは、無料でユーザーを集めて、広告をユーザーに見せたい広告主からお金をもらうビジネスモデルを作っています。
ビジネスモデルは、事業の優位性や継続性にも影響をしてくるものです。