投資

投資という言葉はよく聞きますよね。
しかし投資とは、なんなのか分からない方も多いと思います。
今回は投資について話していきます。


投資とは、わかりやすく言うと「利益の獲得を見込んで事業や金融商品にお金を出すこと」です。
投資には、貯蓄以上に資産を増せたり、税制優遇制度を利用できたりといったメリットがあります。
しかし、必ず資産が増えるというわけではなく、資産が最初より減ってしまうリスクもあります。

投資した資金や値上がり幅により得られる利益額には違いがありますが、どんな投資商品も「利益を獲得するために投資する」という部分は共通しています。
投資は企業や不動産、商品などの将来の価値上昇を見込んで行うため、基本的には長期的な観点で資金を投じます。
長期間保有することで、短期的な急騰・急落もあまり影響しなくなり、安定的に利益が出せる可能性が高くなります。


バブル期には普通預金金利が年2%を超えたこともありましたが、バブル崩壊後に金利を大幅に引き下げています。
また、日本は少子高齢化が続いており、経済成長の見込みも低くなると考えられています。
このような状況で銀行に預金しても、金利で資産を増やせる可能性は極めて低いでしょう。
そのため、将来に向けてお金を増やすには「投資をすることが大切なのではないか」という考えが徐々に広がってきたのです。
例えば、大手都市銀行金利は年0.001%なのに対し株式投資の場合、2.4%~2.5%程度の配当利回りを見込めます。

将来、まとまったお金が必要となったりインフレが進んでしまった時に、預金や預金金利だけでは対応できないケースも考えられます。
そのため、投資をすることが大切なのです。

投資の種類
株式投資
企業が発行した株式の取引で、配当金・株主優待・値上がり益などの利益を得る

投資信託
投資家から集めた資金を株式・債券などでプロが運用し、分配金や値上がり益などで利益を得る

ETF(上場投資信託
投資信託の一種で、日経平均株価TOPIXなど、代表的な株価指数と連動した運用成績を目指す

REIT不動産投資信託
複数の出資者から資金を集めて不動産に投資し、その家賃収入や売却益などを分配金で利益を得る

iDeCo(個人型確定拠出年金
毎月一定の掛け金を積み立てて、60歳以降にその資産を受け取ることができる

国債(個人向け)
国に対してお金を貸し、貸した期間に応じて利息を得る

社債(個人向け)
企業に対してお金を貸し、貸した金額に応じて利息を得る

☆金・プラチナ
金やプラチナなどの貴金属を購入し、相場の変動で利益を得る

☆FX(外国為替取引)
外国の通貨を売買して、為替レートの変動に伴う差額を利益として得る

バイナリーオプション
レートの上がり下がりを予想し、当てることで投資額に応じた金額が払い戻される

☆仮想通貨
データとして存在している通貨を買い、他の仮想通貨や現金との交換率の差額を得る

先物・オプション
先物取引:将来的な売買の契約を先に行い価格の上昇を狙う
オプション:先物取引と同じ仕組みで、取引の放棄も可能

☆不動産投資
不動産に投資し、家賃収入や土地などの売買によって利益を得る

このようにたくさんの種類の投資があることが分かります。