不動産投資①

不動産投資とは、簡単に言えばアパートやマンションの「大家になること」です。


上手に運用すれば、将来的に大きな利益や不労所得を得られる可能性があるため、老後にゆとりある生活を送るための資産形成の手段のひとつとしても注目を集めています。
一方で「専門的な知識が必要で初心者には難しそう」という先入観や、「不動産を購入する」ということにハードルの高さを感じたり、「不動産投資はやめとけ」というインターネットの検索結果やブログの情報から不安を抱えている方やためらう方が多いのも事実です。
そこで今回は、不動産投資の基本的な知識について、メリットやリスクなども踏まえながら、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。


ワンルームマンション投資

区分マンションの1室を購入して、貸し出します。
マンション1室のみを購入すればよいため、購入代金や維持費などが少なくて済みます。
しかしながら、1室分の収益しか得られないので、大きな利益を得ることは難しいでしょう。

☆一棟買い投資

アパートやマンションなどの集合住宅や戸建て住宅を丸ごと一棟購入して、貸し出します。
初期費用はかなり高くなりますが、その分多くの家賃を得ることができます。

メリット

・生命保険代わりになる

一家の大黒柱が亡くなったときに備えて生命保険に加入するご家庭も多いと思いますが、不動産投資は生命保険の代わりにもなることは意外と知れられていません。


・年金対策に役立つ

「年金対策に役立つこと」も不動産投資のメリットです。


・税制優遇効果がある

「不動産投資が節税につながる」このような話を聞いたことがある方もいらっしゃることでしょう。


相続税対策として活用できる

投資目的で購入された不動産は、相続税対策として役立つというメリットもあります。
現金として持っているよりも、相続税の額を低く抑えることができるのです。


レバレッジ効果が高い

不動産投資におけるレバレッジ効果とは、「小さい資金で高額な資産(投資用不動産)を取得すること」です。


リスク

・空室リスク

空室リスクは、需要のある物件を選ぶことで、ある程度は軽減できます。
賃貸需要の高いエリアであれば、退去後もすぐに次の入居者が決まるでしょう。


・家賃滞納リスク

家賃の回収や督促は、管理会社に委託するケースが多いでしょう。
家賃滞納に関しては、長期化すればするほど回収率が下がる傾向にあるため、早めに対応したいところです。


・価格変動リスク

バブル期以外の不動産投資は運用益を目的として行われることが多いのですが、だからといって売却益を完全に無視していいわけではありません。


金利変動リスク

不動産は高額の買い物になることが多いため、ローンを組んで購入する人も多いです。
したがって、物件を購入する前には綿密な資金計画を立てることが欠かせません。


「購入した価格より高く売却する」「誰かに貸し出して家賃収入を得る」ことで収益を得られる不動産投資は、一見すると、初めてでも簡単で確実にもうかるように見えるかもしれません。
しかし、不動産投資を含めて、失敗する可能性やリスクがゼロという投資はありません。
他の投資同様、初心者が知識や経験が足りないまま挑むと、失敗する可能性が高くなります。
リスクを最小限に抑えるためには、不動産投資セミナーなどを活用しさまざまな情報を得ることが重要となります。