不動産業

今回は前回の続きです。

☆不動産屋とは?

不動産とは、土地や建物のことです。

そして、不動産屋とは、主に以下の業務をこなす会社を表します。

○不動産を売りたいと希望する方と、買いたいと希望する方を結びつける。

○不動産を貸したいと希望する方と、借りたいと希望する方を結びつける。

以上が不動産屋の主な仕事で、上記の業務を遂行すれば双方から手数料を取り、その手数料で利益を得ます。

手数料は数万円~数十万円などと高額ですが、その代わり、売り買い、または貸し借りされた不動産に不備があった場合などは、その責任を負わなければなりません。

また、不動産屋は、不動産を売りたいと希望する方から土地や建物を買い取り、整地したりリフォームを施すなどの付加価値を付けて転売することもあります。

転売する際は、買い取った価格や掛かった費用などより高く売り、その差額で利益を得ます。

なお、不動産を売りたいと希望する方と買いたいと希望する方を結びつけたり、貸したいと希望する方と借りたいと希望する方を結びつけるためには、「宅地建物取引業」という免許が必要であり、無免許では営業できません。

そのため、街中などに所在する不動産屋の店頭には、以下の賞状のような免許証や標識などが掲示されています。


そして、不動産に関する仕事には、不動産賃貸業、不動産管理業、不動産取引業などがあり、不動産取引業を営む会社を「不動産屋」と呼びます。

なお、不動産屋とハウスメーカーの違いをお調べの方もいらっしゃるようですが、違いは以下のとおりです。
不動産屋不動産を売りたいと希望する方と買いたいと希望する方、貸したいと希望する方と借りたいと希望する方を結びつける会社。ハウスメーカー建物を建てつつ販売することを生業とする建築会社であり、積水ハウス大和ハウス、三沢ホーム、住友林業三井ホームなどが有名。
以上が不動産屋とハウスメーカーの違いです。

基本的に不動産屋は家を建てることはありません。

不動産屋が新築を販売していることがありますが、それは自らが所有する土地に建築会社に家を建ててもらい、それを売りに出しています。

また、ハウスメーカーが土地付きの住宅を販売していることがありますが、それは土地を購入し、自らで住宅を建てつつ土地ごと販売しています。

ハウスメーカーが不動産を売りたいと希望する方と買いたいと希望する方、貸したいと希望する方と借りたいと希望する方を結びつけることは、一部例外を除きありません。

ご紹介した内容が皆様のお役に立てば幸いです。失礼いたします。